ランニングコスト



すっぴん《高気密高断熱住宅》における暖房のしくみ
 
 すっぴん建物の床下に設置してあるパネルヒーターには、灯油によって暖められた湯が循環している。
 
 床下の全面一空間がこのパネルヒーターで暖められることにより、その上にある居住空間
 
 (トイレ、居間、風呂場、和室、玄関といった全室)が、むらなく暖められる。



(平成17年暮れ〜平成18年春)の灯油使用状況

(平成19年暮れ〜平成20年春)の
灯油使用状況

     床面積122u(約37坪)での灯油消費量

年月(17〜18) 灯油使用量 年月(19〜20) 灯油使用量
平成17年10月 平成19年10月
平成17年11月 54L 平成19年11月 54L
平成17年12月 126L 平成19年12月 54L
平成18年 1月 126L 平成20年 1月 54L
平成18年 2月 54L 平成20年 2月 72L
平成18年 3月 54L 平成20年 3月 54L
平成18年 4月 平成20年 4月
総計 414g
(23缶/18g)
総計 288g
(16缶/18g)
床暖稼動期間 19週 床暖稼動期間 19週
1週間当たり使用量 約22L 1週間当たり使用量 約15L

  ※以下は気象庁によるデータを参考とした                                 

最低気温 マイナス 0〜10 11〜20 最低気温 マイナス 0〜10 11〜20
平成17年11月 20 10 平成19年11月 21
平成17年12月 16 15 平成19年12月 23
平成18年1月 16 14 平成20年1月 21
平成18年2月 20 平成20年2月 17 12
平成18年3月 25 平成20年3月 24
平成18年4月 14 16 平成20年4月 16 14
最低気温が    「マイナス」   「0〜10度」    「11〜20度」      の日数


平成18年の冬

約37坪の平屋建て住宅における、ひと冬の灯油使用総量は414gとなった。

大体、22L/週(灯油缶1本強)の換算となる

月別にみると、12月・1月の冷え込みが強く、灯油量も比例して多くなっている。


平成20年の冬

12月・1月の冷え込みはそれ程でもなく、暖冬とも思われたが、

2月に入って冬本来の厳しい寒さを迎えた。


【全体的考察】

灯油量を単純に比較してみると、
120g強少なくなっている。

これは、寒さのピークが前回は2ヶ月、今回は1ヶ月だったためであろう。

ただ、今回ピーク時の消費量が前回よりも減っている(約2/3)のは、
より効率的に床暖房を作動させたたと思われる。

朝起きる前の2時間、気温が下がってくる夜の8時から10時の2時間、計4時間をコンスタントに

維持した事が大きい。あとは、室内空間の保温力のおかげで、外気に左右されることなく、温度が一定に保たれたため

床暖房の時間を増やす事無く経過した・・という事だと思われる。



戻る